子供の科学 2019年 5月号 [雑誌]

印象ですが、ルビの振り方は、小学校5年生以上が読めるようにできています。（本文にルビを振るのなら、見出しにもルビをふればいいのにすごく勿体ない…。）▼コカトピ…最近の科学出来事安定の面白さです。音源の位置の可視化やレモンの遺伝子発見、水中無線充電などを取り上げ、それらの発見が、将来的にどう役に立つかもしれないかという方向性を示していています。きっと大人も子供も「なるほど」と感じます。▼コカプレ（商品紹介）紙で作る自販機（９００円）が紹介されています。夏休みの自由研究につかえるかも。。。▼DNAでたどれ、日本人はどこから来たの？それが解ってなんの役にたつ？系学問（研究）の典型。それが具体的に何の役に立つかの将来展望が見え辛く、子供が読んで面白いとは言えないです。しかし、本来学問や研究にとって『役に立つ』という尺度は「ついで」です。こんな研究も成立するんだな的読み方も良いと思います。また、全く関係のないと思われていた他分野と突如つながり、それまで無駄と思われていた研究が一気に注目の的となることもある。蟻だって、さぼってる様に見える蟻が、新な餌を発見するのさ。的読み方でもいいのかなと思います。ただ、どう解説しても小学生が読むのは辛いです。▼鉄~ライバルは宇宙人～鉄の特集記事です。鉄は、製鉄過程での温度や温度変化や混入物により様々な性質を持たせる事が出来ます。そしてその性質の違いを、適材適所に様々な物へと利用しています。鉄に多様な性質変化を生じる上で必要な、精製過程の工夫や、その結果完成した鉄の利用方法など、大変興味深く読みました。読後は、鉄は錆びるといったイメージが改まり、鉄マジリスペクトとなるでしょう。▼森博嗣の「ものづくりライフ」とことんモノづくりライフというタイトルに違わず、まさかの牽引力計算。小学生高学年から中学生の頃に、デパートの屋上で幼児用電車にふざけて乗った経験がある（私の様な）おバカな子は、その時になぜちゃんと電車が走ったのかが解ります。また、プラレールで遊ぶ時の参考にしても面白そうです。▼コカラボ簡単に出来る、人の反応速度を可視化する実験です。ぜひやってみようと思いました。夏休みが待ち遠しいです。すごく面白い記事と、そうでもない記事があるので本屋で軽く読んでから購入をお勧めします。ただし、夏休み用に使えそうな実験がいくつかるので、夏休み用の実験探しであればアマゾンで購入して大丈夫です。実験手順など詳細なのでおすすめです。定期購読については、面白い部分にどの程度価値を置くかによります。私は、定期購読を続けます。励みになります。参考にしていただけた場合は、チェックお願いします。＊無記載部分は、後程追記予定です。